生活習慣病:薬の効かない高血圧
生活習慣病の中で高血圧は自覚症状が出にくいため、わかっていても放置されることが多いのですが、放置しておくと動脈硬化や心疾患、脳卒中の原因にもなり、最悪の場合死にいたる恐ろしい病気です。ところが高血圧と診断され、薬を飲み始めたのに血圧が下がらない人もいるのです。
もし薬を飲んでも高血圧の改善が見られないとしたら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性が考えられます。SASはBMIが25〜30程度の軽度の肥満の方に多くみられますので、生活習慣病である高血圧の人ならかかっていてもおかしくない病気です。
実際に薬を飲んでも効果がない高血圧の患者の83%、高血圧の患者全体で見ても37.3%にSASが認められるそうです。もし高血圧の治療中に下記のような症状が見られる場合はSASを疑い、睡眠外来を持つ医療機関で診察を受けてください。
・睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる症状
@薬を服用していても血圧値が高い
A昼間に眠くなる
Bいびきをかく
C睡眠時間を充分とっているにもかかわらず、疲れがとれない
D無呼吸を指摘された
E肥満、特に首周りが太い
F家族にSASの方がいる
SASを合併していない高血圧の人は生活習慣の改善や薬によって血圧をコントロールできます。しかし、SASを合併している場合はSASの治療も行いましょう。SASを治療することによって無呼吸はもちろん高血圧もコントロールできます。
実際の所、高血圧も睡眠時無呼吸症候群(SAS)も悪い生活習慣が原因といえる生活習慣病ですから、生活習慣の改善が両方の予防にもなります。定期的な運動とバランスの良い食事を取り、生活習慣病を防ぎましょう。
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